わが家のブロック塀は一面に蔦(オオイタビ)がはりつき、緑の塀になっている。
オオイタビはクワ科の植物で、これまでにもイシガケチョウが周囲を飛び回ったり、産卵行動らしい動きを見かけたことがあるが、それを特に観察したことは無かった。今朝、門柱で羽化まもないと思われるイシガケチョウを発見!低い位置で、なかば体を蔦の葉に隠すようにジッとしている。
翅はすっかり伸びきっているが指を近づけても飛び立つ気配はない。
急いで剪定バサミを取ってきて蝶のとまっている蔦を切り、それを明るい松の枝に置いた。
心なしか蝶は息をひそめて私を注視しているようだ(^^;
それでも飛び立つ様子はみられない。しばらくすると広げていた翅をゆっくりと閉ざし始めた。
いつのまにか水玉のような体液が側についている。最初に見つけたときは茶色っぽい体液を出した跡があったのだが今度のは透明な水玉であった。
何度かシャッターを切った後、『ウカチョクならヌケガラがみつかりそうなものだが・・』と思いついて、もとの場所を根気よく捜すと脱け殻らしきものが見つかった♪今後は産卵現場をおさえて、幼虫の観察も試みてみたい・・・そんなこと考えながら、脱け殻を夢中で撮っているまに蝶は無断で飛び去っていた。
※イシガケチョウ
※脱け殻?
※クササンダンカ
※ゲットウ