ハイビスカスやブーゲンビレアのように周年見られる花もいいが、数ヶ月の間を置いて咲く花や季節を迎えて咲く花には又、格別な風情がある。
今を盛りと庭を彩っているキバナアマ。今回は花のつきがよく、満開のツワブキと並んで庭の一角をにぎわしている。ツワブキは咲いている花が終ればそれまでだが、キバナアマの方は後に続く蕾をまだまだいっぱいにつけている。
カリアンドラは3~4ヶ月の間をおいて年に三度ほど咲く。夏は陽差しにもめげず紅く燃え、冬には自らが小さな太陽のように輝く。ビー玉大の蕾をかたどる小さな粒の中には、赤い糸(雄蕊)が詰まっており、蕾が開くと柔らかな蕊がピンと起って、美しい紅の玉になるのである。二日ほども経てば、蕊は絹糸の束のように萎れる。
先だって、お隣さんから頂いた二鉢のカトレアが花を咲かせ始めた。お隣を真似て庭の木に吊るして楽しんでいる。柔らかな花びらながら、雨に打たれても花びらが傷むということもない。蕾も三個ほど残っているので新年も目を楽しませてくれることだろう。
※キバナアマ
※ツワブキ
※カリアンドラ
※カトレア