朝、自宅の庭で見かけたシロオビアゲハ。目の前をよぎって飛んでいるのを見たとき違和感があった。「どこか違う?」と思いながら後を追ってみたが、蝶は庭の花へ止まることなく塀を超えて飛び去ってしまった。ベニモンに似ていたが、やはりシロオビのⅡ型だったのだろうと思いながらも違和感は残ったまま。午後2時ごろ、私が茶の間で新聞を読んでいると庭にいたカミさんがサッシ戸をノックする音。みるとインパチェンスを指さしている。指さす方にはシロオビアゲハらしき蝶が吸蜜中である。戸を開けると「綺麗な蝶がいるけど、アレ、普通種?」と聞いてきた。私は「ありふれた蝶だけど綺麗だね」と答えながら急いでカメラを持って庭へ出た。もしかして朝のシロオビではないかと思ったのだ。案の定、朝、みかけた個体である。蝶の近く1mくらいまで近づいても全くの無警戒で花から花へ移動しながら吸蜜に余念がない。
せわしく羽ばたいてばかりで静止する様子が全くないので数撃ちでチャレンジすることにした。(汗)立て続けにシャッターを切りまくっていれば何枚かは撮れるかもしれないとの運だのみだ!10回以上はシャッターを切っただろうか、幸いにも数枚の写真が撮れていた。
Ⅱ型の場合、後ろ翅の内側の紋には赤い色が混じっているのが多いがこの個体は白紋だけである。さらに白紋も数が1個多いように見える。これまでに撮った写真と比べたかぎりでも(少なくとも私にとっては)初見である。個体変異ではないだろうか?
※上記の他に庭で見かけた蝶
イシガケチョウ、ナガサキアゲハ♀リュウキュウアサギマダラ。