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東日本大震災

 2011年3月11日に起こった東日本大震災。
 かつてない大地震と大津波。そして今なお終わりの見えない恐怖の原発事故。あれから、ひと月も経つというのに被災地の混沌は続き、原発事故による恐怖が一層の不安となって私たちの心にのしかかっている。筆舌に尽くせぬ恐怖や苦痛や悲しみの渦中にある被災者の日々の過酷さは否応なしに外地にいる私の心を重くする。
 昨日、近所の床屋で髪を切ってもらいながら、理容師とそんな話になった。
彼も大震災以来、マブイ(方言で<魂>の意)が抜けたような状態で、集中力が弱くなり足が地についてないような昨今だという。例えば、意識のどこかで被災地の混沌を絶えず感じ取っており、それに自分がどう対応すればよいのかわからない、もどかしい感情につきまとわれているといった状態とでも言えるのかもしれない。
それまで、当たり前に支え合って生きてきたかけがえのない人たちを失い、家や職場や地域さえ奪われ、生活を根底から破壊されてしまった人たち。そしてそれに追い打ちをかけるような原発事故。悪夢のような現実。
離れた地にいる私に出来ることと言えば僅かな義援金を託すことがせいぜいで、被災地の生活が改善され、傷が少しづつでも癒され、再起への道が開かれるよう祈ることのみである。
あまりに大きな試練の中にいる同胞たちに、こんな通り一遍の言葉を並べることしかできない自分にむなしさを感じる。
 生きるということは、とてつもない災難や不幸と常に隣り合わせであり、平穏無事に命が全うされることが尋常ではないと知っていたつもりながら、そのことを、こんな酷い現実で思い知らされる時がこようとは。
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by mhidehide | 2011-04-10 12:35 | その他