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テングチョウ

大方の蝶が翅の色や模様などに由来する名前をもっているなかで、この蝶は、その特異な顔貌が鼻の突き出たテングを思わせるところから命名されたようである。
タテハチョウ類も鼻(顎?)が高く突き出ているのが多いが、テングチョウ(テングチョウ科)は更に高い、尖った鼻(顎?)なので納得の命名とはいえる。
でも、私には、テングチョウのイメージはどちらかといえば小柄で、セセリチョウのように素早く飛び回る姿からして、天狗というよりは、京の五条の橋で弁慶のナギナタを身軽にかわし、ヒラリと欄干に飛び移ったという、童謡の牛若丸を連想させる。敢えて言えば小天狗の方が似つかわしい(^^;

※天狗の鼻のように突き出た部分は手持図鑑の解説では「鼻」ではなく「顎」ということです。
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by mhidehide | 2006-10-20 21:03 |
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